No.308新着 ごん狐(新美南吉) 『赤い鳥』に載った、いたずら狐と村の男の物語
「ごん狐」(一般には「ごんぎつね」)は、新美南吉が児童雑誌「赤い鳥」の1932(昭和7)年1月号に発表した童話。いたずら好きの子狐が、自分のいたずらで母を亡くした男に償いを続け、最後に誤って撃たれる。
本文と出典
あらまし
「ごん狐」は、新美南吉(1913〜1943年)が児童雑誌「赤い鳥」の1932(昭和7)年1月号に発表した童話である。青空文庫の作品ページの題は「ごん狐」で、読みは「ごんぎつね」と付いている。
ひとりぼっちの子狐ごんは、村でいたずらばかりしている。ある日、兵十(ひょうじゅう)が川で捕っていたうなぎを、ごんは逃がしてしまう。その後、兵十の母が亡くなったと知り、あのうなぎは病気の母に食べさせるものだったのではないかと考えて後悔する。ごんは償いのつもりで、イワシや栗、松茸を兵十の家にこっそり届け続ける。兵十は届け主がわからず、ごんが家に忍び込んだのを見て、またいたずらに来たと思い込み、火縄銃で撃つ。駆け寄った兵十は、土間に置かれた栗に気づく。ごんはうなずいて息を引き取る。
短い作品で、青空文庫の画面で読み通せる。
青空文庫で読む
青空文庫は、著作権の切れた作品を無料で公開する電子図書館である。新美南吉は1943年に亡くなっており、作品は青空文庫で読める。作家ページ(作家別作品リスト)には、生没年が1913年7月30日〜1943年3月22日と記されている。
作品ページで確かめた内容は次のとおり。
・初出は「赤い鳥 復刊第三巻第一号」1932(昭和7)年1月号。
・底本は『新美南吉童話集』(岩波文庫、岩波書店)。初版は1996(平成8)年7月16日で、入力に使われたのは1997(平成9)年7月15日の第2刷。
・文字遣いは新字新仮名(今の漢字と仮名づかい)。
・作品解説に「表記は岩波文庫版に合わせた」とある。ルビなどについての備考欄は空欄だった。
・入力は林裕司、校正は浜野智。
あらすじは、本文を写さず、この記事の筆者が要点をまとめたものである。細かな言葉づかいは、本文で味わってほしい。
ジージへの問いかけ
・子どものころ、教科書などで読んだ覚えはありますか。ごんが撃たれる場面を、どう受け止めましたか。
・兵十は、ごんを撃つ前に栗の存在に気づくことができたでしょうか。二人はなぜ、すれ違ったままだったと思いますか。
・この物語を、いま子どもに読ませたいと思いますか。
出典
・青空文庫「新美 南吉 作家別作品リスト」 https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person121.html
・青空文庫「ごん狐」作品ページ https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/card628.html
動画
・窪田等 朗読『ごんぎつね』作・新美南吉(【公式】窪田等の世界)https://www.youtube.com/watch?v=MPoNMUG1-N4
関連動画
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