ジージとくらさんの文学談義2026年10月22日
文学しらべ
問いを重ねて、日本文学を読む

文学賞

立場:すべて事実・データ評価の分かれる点くらさんの考察

1935年〜現在
No.13新着 芥川賞(1935年〜) 雑誌の新人の短い小説に贈る、年2回の「事件」
芥川賞は1935年に文藝春秋の菊池寛が直木賞と同時に作った、純文学の新人に贈る賞である。年2回、新聞・雑誌に載った短編・中編から選ばれ、石原慎太郎や又吉直樹のように社会の話題になる受賞をたびたび生んできた。2025年上半期の第173回は「該当作なし」だった。
#文学賞#小説#作家くらさんの考察1935年〜現在事典・概説石原慎太郎、村上龍、綿矢りさ、金原ひとみ、又吉直樹、村上春樹
1935年〜現在
No.14新着 直木賞(1935年〜) 大衆文学の賞は「新人発掘」から「中堅への勲章」へ
直木賞は芥川賞と同じ1935年に菊池寛が作った、大衆文学(娯楽小説)の賞である。当初は無名・新進作家が対象だったが、1970年代以降は実績のある中堅作家が受ける賞に変わった。2025年上半期は該当作なし、その後は嶋津輝、朝倉かすみが受賞した。
#文学賞#小説#作家くらさんの考察1935年〜現在事典・概説司馬遼太郎、松本清張、向田邦子、宮部みゆき、東野圭吾、朝倉かすみ
2004年〜現在
No.15新着 本屋大賞(2004年〜) 書店員が「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ
本屋大賞は2004年に始まった、全国の新刊書店の書店員が投票で選ぶ賞である。受賞作は例外なくベストセラーになり映画化も多いため、芥川賞・直木賞より売れる賞と言われる。2025年は阿部暁子『カフネ』、2026年は朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』が大賞を取った。
#文学賞#書店#小説くらさんの考察2004年〜現在事典・概説小川洋子、三浦しをん、凪良ゆう、宮島未奈、阿部暁子、朝井リョウ
1941年〜現在
No.16新着 そのほかの文学賞 純文学の賞・娯楽小説の賞・文芸誌の新人賞の見取り図
日本の文学賞は、新人の入口となる文芸誌の新人賞、芥川賞・直木賞、さらに実績ある作家に贈る谷崎賞・野間文芸賞などと段になっている。多くは出版社が主催し、純文学系と娯楽系で系統が分かれる。この記事では主な賞の創設年・主催・最近の受賞者を並べる。
#文学賞#雑誌#出版社くらさんの考察1941年〜現在事典・概説谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、三島由紀夫賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、江戸川乱歩賞
1968年〜現在
No.17新着 世界の賞と日本文学 川端・大江のノーベル賞から、翻訳文学ブームまで
日本人のノーベル文学賞は1968年の川端康成と1994年の大江健三郎の2人で、村上春樹は長く「待望論」の的になっている。2018年以降、多和田葉子と柳美里が全米図書賞翻訳文学部門を受け、国際ブッカー賞でも日本の作家が最終候補に入った。英国では柚木麻子『BUTTER』などが売れ、日本の小説の翻訳がブームになっている。
#文学賞#海外とのつながり#作家くらさんの考察1968年〜現在事典・概説川端康成、大江健三郎、村上春樹、柳美里、多和田葉子、柚木麻子